このたびの東日本大震災により被害を受けられた皆様に対しまして、謹んでお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復興をお祈りいたします。
今回の大震災を機に、私たちは今、自然とどう向き合うべきかを改めて考え直すときにあるように思います。自然の恩恵を享受するだけではなく、自然を脅威としても捉え、災害への対応も含めた環境保全対策が重要になると思われます。また、電力問題を契機に、省エネルギーが復興のキーワードとなることも間違いありません。
震災の影響で深刻な発電能力の低下が予想されるのは東京電力および東北電力管内ですが、エネルギー源の殆どを輸入に頼っている我が国としては、全国民が省エネに取り組むべきときではないでしょうか。
そこで、このページでは、私たちの普段の生活でできる省エネルギー対策を紹介します。
●エアコンの省エネ
服装を工夫することで、快適さを犠牲にしないで、省エネできます。
夏場、スーツ姿で快適な室温は約26℃ですが、クールビズのような軽装にすれば、28℃くらいの室温でも、同じように快適に過ごせます。また、冬場、シャツとズボンでの快適な室温は約22℃ですが、セーターを着ると、20℃くらいでも同じように快適です。
窓ガラスを断熱性のものにすると冷暖房効果は向上します。ただし、費用が掛かりますので、手軽な対策としては窓ガラスに断熱材を貼るという方法があります。専用の断熱シートなどが売られていますが、梱包に使われている「プチプチ」でも効果は大きいです。
カーテンや雨戸を閉めると、断熱性は向上します。
夏場は「エアコンの羽を上向きにして上の方から冷気を流す」「エアコンと扇風機を併用する」といった工夫で省エネできます。また、朝方と夕方の打ち水、簾や寝ゴザといった昔ながらの対策も効果大です。
●冷蔵庫の省エネ
冷蔵庫は家族の人数に応じた大きさのものを選びましょう。特に、冷凍室部分の大きさは消費電力量に大きな影響を与えます。ライフスタイルに合わせた機種を選ぶことが省エネにつながります。
できるかぎり壁から離して設置しましょう。日光が当たる場所やコンロなどの熱くなるものの近くは避けて、風通しの良い場所におくことで、省エネできます。
できるかぎり扉の開閉は減らしましょう。のれん状の透明シートを庫内にぶら下げておくのも効果的です。
冷蔵庫に物を詰め込み過ぎないようにしましょう。空間が少な過ぎると冷却効果が下がります。熱いものは冷ましてから入れてください。
当然ですが、冷やす時だけでなく、冷えた温度を保ち続けるためにもエネルギーを使います。「とりあえず冷蔵庫に放り込む」のではなく「必要な物だけ冷蔵庫に入れる」ことが大切です。
冷蔵庫の消費電力に直接的には関係ありませんが、食材選びにも工夫をしましょう。食材の生産方法や時期によって、その食材ができるまでに要するエネルギーには大きな差があります。
本来の季節以外に野菜を収穫するには、ビニールハウスで加温するなど、大きなエネルギーが消費されます。旬の食材を購入することで、そのエネルギーを削減することができます。
遠い所で生産された食材は、輸送にたくさんのエネルギーが使われています。地元の食材を購入することは、大きな省エネルギーにつながります。地産地消です。
●照明の省エネ
最も簡単で効果的なのは、こまめにスイッチを切ることです。不要な照明が点いていないかをチェックしましょう。
照明器具を省エネタイプに交換することで、大きな効果が得られます。LED照明も使いやすくなり、安価になってきていますので、買い替えの際には検討してみては如何でしょうか。
●給湯の省エネ
温水の使用は必要最低限に抑えましょう。水全体の使用を控える節水も、省エネにつながります。
魔法瓶は、とてもエコです。お湯だけでなく、冷水にも、どんどん利用してください。
お風呂は、できるかぎり連続で使用しましょう。保温に必要なエネルギーを節約できます。
お風呂の蓋は確実にしめましょう。発泡スチロール板を浮かべるのも効果的です。
お風呂の残り湯は、洗濯に利用しましょう。
●交通手段の省エネ
交通に関する省エネルギーとしては、近距離では徒歩や自転車を利用することです。これが無理な場合は、自家用車の使用を減らして、公共交通機関を利用することです。また、自家用車を使用する場合でも、エコドライブを心掛けましょう。
1.できるかぎり急発進はしない。
2.巡航時は速度の変化を抑えて走る。
3.不要な荷物は降ろす。
4.減速や停止をするときには早めにアクセルオフする。
5.下り坂ではエンジンブレーキを使用する。
6.停止時にはアイドリングをしない。
7.暖気運転などの不要なアイドリングもしない。
8.カーエアコンは適温に調整する。
小さな省エネでも積み重ねると大きな効果があります。
できることから、ひとつずつ、地球に恩返しです。
