環境雑学♪No.5「未利用生物資源の活用」

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地球に存在する未利用生物資源の活用

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 地球上に存在し利用されている資源として石油、石炭、天然ガスなどの化石燃料や鉄、アルミニウム、銅などの鉱物資源があります。しかしこれらの地球資源は限りがあるため、いつかは無くなってしまいます。

このように資源の枯渇化が叫ばれる中、植物や動物などの生物に存在している未利用生物資源(バイオマス)が注目されています。例えば、通常は廃棄されている稲わらにはセルロースと呼ばれる多糖が豊富に存在しています。このセルロースはバイオ燃料や食料品、紙などとして新たに加工され身近なものに変わっていきます。

 このセルロースは木や植物の成分であるため、地球上にもっとも多く存在していると言われています。2番目に多く存在していると言われている未利用生物資源はキチンです。

 「キチン」とは何なのでしょうか? 

 

  日本人は世界有数のエビ、カニを消費する国民です。このエビやカニの殻を構成している成分がキチンです。カニの殻を食べることはなくゴミとして捨てている方がほとんどだと思います。しかし、この殻には地球上に残された数少ない未利用生物資源として、キチンの利用研究が近年、急速に進展してきています。

 ではキチンはどのように利用されているのでしょうか。キチンを化学処理したキトサンと合わせて身近なところで利用されています。キチン・キトサンはヒトの身体になじみやすいため人工皮ふや人工血管、大腸菌に対する抗菌剤、保湿剤としての化粧品、種々の微生物に対する抗菌性を利用した綿棒、靴下など様々な分野で商品化されています。

廃棄されている未利用生物資源を上手に生活に利用することが、地球資源の代わりとなる可能性を秘めているため、これからの社会では重要となってきます。

 

 

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